森末由美子(もりすえゆみこ)展 「滝の流れにだけすむ魚」
2011年10月11日(火)~11月9日(水)
12:00 ~18:00 日曜、祝日、木曜休み
森末由美子は1982年に京都に生まれる。 京都市立芸術大学および同大学院で版画を学ぶ。
森末はありふれた日用品を使いそのイメージの片鱗を残しつつ、卓越した手業によって完成された
かたちをもつ美しいオブジェを生み出す。
風化した石のように丸くなった本や、ひとのように毛が伸びている歯ブラシなど、森末は既成品に
たんねんに手を入れて制作しているが、みるものには愛すべき日用品がいつのまにか自我を得て
変容していくかのような自然でユーモラスな印象をもたらすところが魅力的。
今展は茶筅に刺繍を施したり、つけまつげに糸を編み込んだりした繊細な小品群に加えて
何百枚ものコースターを積んで研磨した塔のような作品群やつげ櫛を組み込んだインスタレー
ションも披露する。
画像: 「茶筅」2010年 茶筅に刺繍 ©Yumiko Morisue
NEWS:10月8日オープンのロイヤルパークホテル ザ京都(河原町三条)にて森末由美子の
コミッションワークが設置されます。