藤井俊治展 Toshiharu FUJII 「aurora | ほのぼあけ」
2015年2月23日(月)~3月14日(土)
12:30~18:30  日曜休み

藤井俊治(ふじいとしはる)は1983年に滋賀県に生まれる。 京都市立芸術大学大学院絵画専攻を修了後、関西を拠点に制作、
発表活動を展開、シェル美術賞グランプリや滋賀県次世代文化賞など受賞歴もめざましく活躍が期待される若手作家である。 
藤井は物事の二面性や不常性に着目することから、光りを受けて見え方が変わるダイヤモンドやクリスタルを想起させるような
モチーフを描き、画面には箔という光によって浮かび上がったり沈んだりする素材を大胆に施すなどその思いを強く投影させる
絵画を制作してきた。 
 
今展は、藤井が江戸時代の狩野派の障壁画をみた印象から胡粉によって盛り上げを施された金雲と金地の関係に着眼し、
2つの画面でアルミ箔と絵の具でモチーフをネガとポジのように描き分けたり、ループするようにつなげたりと、
儚さと強さ、光と闇といった相反するイメージをさらに明確に展開していく構成となっている。 
油彩、水彩ともに新作を展示予定。
                       

藤井俊治 「わたしがかさなりあう」2015年 綿布にアルミ箔、ジェッソ 72.7 x 103cm
「わたしがかさなりあう」2015年 綿布にアルミ箔、ジェッソ 72.7 x 103cm ©Toshiharu Fujii

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