iwana yasutake drawing book

岩名泰岳 展 「オイテケボリノキミニキセキヲ」 より スケッチブック 2008-2010 部分

遠くの街の灯が 夜の観音山を寂しい幽霊のように照らしている
集落のあちらこちらで 家が崩れ落ちて
境界を失った田畑は 獣たちの住処になる
あの子はもうここに帰って来ない きみは痩せた土を耕しつづける

2016年5月16日(月)~6月4日(土) 日曜休み  12:30~18:30  

●岩名泰岳は1987年に三重県伊賀市に生まれる。成安造形大学卒業後、ドイツに渡り
デュッセルドルフ芸術アカデミーにて絵画を学ぶ。 帰国後は故郷の旧島ヶ原村(伊賀市)に
留まりそこを拠点に制作の場をつくり、旺盛な発表活動を国内外で展開する。
そのかたわら地域の若者たちと共に島ヶ原村民芸術「蜜の木」を結成して、
若い感性で村落の伝承文化などを再構築し発信する活動を行う。 岩名の作品には
出自の地である島ヶ原の過去・現在・未来がモチーフとなって重なり合う。