居城純子展「影・絵」2019年 

「面影、影法師、月影、透き影、水影、陰影…
古来から人々は姿形や光、実体のないものを表すために影という漢字を使って
様々な言葉を紡いできました。 現代では暗さを意味することの多い影ですが、
古語では主に光を指す言葉に使われてきました。 様々な意味合いを持ちつつ
時代と共に変貌を遂げる影を絵画という様式の中で考えてみたいと思います。」

蝋燭の灯によって絵取られた影が「絵画の起源」とする通説を起点として絵画の
モチーフとしての光と影を長年追及してきた居城純子。今展は真昼の光を浴びた
かのような濃い色彩の絵画を照明を落とした暗がりの中で展示。
床には影を落とすかのようにキャンバスをマスキングした断片が広がる
インスタレーション。光によって見えているものがすべてでないと気づかされる。